私たち医療法人大東歯科医院は地球環境に繋がる「リサイクル」について、院内で取り組み続けています。
私は歯科医師であり、一人の医師として人類の健康を守る一助となりたいと考えております。
そして、私達の取り組みに共感していただく方々が一人でも増え、同様に実践していただければ嬉しく思います。

プラスチックのリサイクルについて、個人で実施する取り組みとしては地球環境への貢献は本当に僅かなことですが「それをやり抜き継続すること」はとても大事であると考えています。例えば今日1人でペットボトル3本を飲みそれを適切に分別しリサイクルをする。この活動が継続されれば1週間で21本、1ヶ月で651本。1年で7,812本、10年で78,120本。4人家族でなんと312,480本となります。最初の1本目こそ、膨大な数の廃棄とリサイクルに繋がっていくのです。その小さな積み重ねを怠ったことこそ、私たちが地球環境を破壊してきた理由そのものなのではないかと考えます。



海洋に流れ着いたプラスチックは波に打たれ、紫外線にさらされ、少しずつ小さく砕けていきます。そして5mm以下までの小さな破片に砕けたプラスチックがマイクロプラスチックと呼ばれるのです。
このマイクロプラスチックの厄介なところは小さく砕けていく過程でそのデコボコした表面に海中に漂う様々な有害化学物質が吸着していくことです。この有害化学物質には、過去に製造と使用が禁止されたDDTやPCBといった体内に残留性のある有機汚染物質(POPs)が含まれています。また、プラスチックそのものにも、すでに難燃剤や紫外線吸収剤など人体に有害な添加剤や生殖機能に影響する内分泌かく乱作用をもつ化学物質(環境ホルモン)が含まれています。
マイクロプラスチックを摂取することによって大腸ガンや乳がんを始めとするがんの発生率が上昇すること、男性で言えば精子の数が減少し生殖機能が低下すること、また子供の発達障害を引き起こす可能性があると言われています。プラスチックの原料は主に石油由来のナフサで、これは原油を精製して得られるものです。ナフサを熱分解することで、エチレンやプロピレンなどの基礎化学品が製造され、これらがプラスチックの主原料となり、この製造過程で大量の温室効果ガスである二酸化炭素を排出します。
プラスチックリサイクルをしないことは、マイクロプラスチックの問題の他に地球温暖化の問題も引き起こします。



今後、紙やダンボールの原料である木、つまり森林伐採が続くと、酸素が少なくなったり、地球温暖化現象の原因となり、オゾン層が破壊され、強烈な紫外線が届きやすくなり、皮膚ガンの多発や穀物不作による食料不足にもつながります。その木材を再利用しないと、次のような悪影響を及ぼします。


■ 地球温暖化
森林は二酸化炭素を吸収し、地球温暖化を抑制する重要な役割を果たしています。伐採によってこの吸収能力が低下し、大気中の二酸化炭素濃度が上昇し、地球温暖化が加速します。
そして、異常気象により農作物の収穫量が減り、食料不足につながり、熱中症や感染症の増加、健康被害を引き起こす可能性があります。

■ 生物多様性の減少
森林は、動植物の生息地として重要な役割を果たしています。森林伐採によって生息地が失われると、生物多様性が減少します。また、特定の種類の木材を求め、特定の地域を伐採することで、特定の生態系が破壊され、生物多様性がより深刻に損なわれる可能性があります。

■ 土砂災害
森林は、土壌を保持し、土砂災害を抑制する役割を果たしています。伐採によって土壌が露出すると、保水力が低下し、土砂災害の危険性が高まります。

■ 大気汚染
森林伐採によって、二酸化炭素排出量が増加し、大気汚染が悪化します。また、森林火災や違法伐採による燃焼では、大量の微小粒子状物質(PM2.5)が放出され、大気汚染をさらに悪化させ、喘息、気管支炎、肺気腫、肺がんなどを誘発します。

■ 水循環の乱れ
森林は、地下水の涵養にも貢献しています。伐採によって地下水が枯渇すると、水不足や砂漠化が発生する可能性があります。



今日、今すぐ我々が出来る事を実行しないと本当にきれいな地球には永遠に戻れないのではないでしょうか?
そう考え、私たち医療法人大東歯科医院は「リサイクル」に徹底的にこだわり続けています。
一人一人が取り組み、継続できる活動は本当に小さな一歩ですが「それをやり抜き継続すること」に医療法人大東歯科医院はこだわり続けたいと考え、写真のように再生可能な分別を行い適切な処理業者へ持ちこんでいます。

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